姿勢に気をつけるようになって起こった変化
武術に興味を持ち始めたのは、小学生の頃。
ブルース・リーの映画をテレビで見てから。
その時既にブルースは亡くなっていたけれど、
その印象はあまりにも強烈で、僕は完全にKOされてしまった。その後、リアルタイムでジャッキー・チェンに夢中になった。でもいつだって、僕の心の師は、憧れのヒーローは、ブルース・リーだった。
中学生の頃は、友達とふたりでカンフーの稽古の真似事をしていたっけ(笑) 生まれて初めて職務質問受けたのも、そのせいだったな(笑)
兎に角ずっと、大人になった今でも武術が好きだ。
そんな訳でヒトの身体、その操作、呼吸なんかに
も自然に興味が向いた。
最近気にしているのが、姿勢。
最近といっても、既に3年近くになるかな。ずっと
改善の過程のままだけど(笑)
不器用なので、時間がかかる。そのおかげで1つのテーマを長く楽しめるからヨシ。
そもそものきっかけは、ある方のブログから。
姿勢が良くないと武術の技は決まらない、相手にはかからない、というニュアンスが書かれていた。恥ずかしながら、それまで技というものを「関節をこう取ればかかるもの。」くらいにしか思っていなかったので驚いた。
「え、そうなの?姿勢が関係あるの?」
で、気になり出した。すると格闘技の試合なんかでも、強い選手は姿勢が良い選手が多いことに気づいた。
格闘技に限らず、スポーツの世界全般に言えると思う。
そこから、自分自身の姿勢を気にするようになった。始めはまず形から。
カガミなんかを使って、確認しながら過ごしてみるが、見る度に元に戻っているのが笑えた。
それでも、意識していられる時間が増えてくると変化が出てきた。
姿勢に気をつけるようになって起こった変化
変化その1 肩凝りが!
まず、肩凝りが楽になってきた。元々酷い肩凝りではなかったが、常に凝っている感じはあった。それが解消されてきた。
肩凝りの原因と言われる筋肉の緊張が緩和した結果だろう。快適!
変化その2 首の寝違えが!
更に続けていくうち、睡眠時の姿勢も気になるようになってきた。勿論、眠りに落ちてからは、確認する術はないので判らないが、眠りに着く前の姿勢を正せるようになってきた。
これが出来るようになってからは、定期的に苦しめられていた、寝違えから解放された。
それまで、2ヶ月に一度位の頻度で寝違えていたのが、殆どならなくなったのだ。これもやはり、首周りの筋肉の緊張が緩和した結果だろう。身体を緩める事がいかに大切な事か、改めて良く解った。
あれ? 挫折…?
ある程度成果が感じられるようになったある日、日課のヨガを携帯で撮影してみたところ、ガッカリした。思っていたのと違う。美しくない(笑)
そこら辺で、一度行き詰まってしまった。やはり、長年無意識のうちにとってきた姿勢を正すのは、骨の折れる作業、一筋縄では行かない。むむむ。
挫折を切り抜けたのは、内観!
それでも続けていたら、ある時ふと気づいた。見た目というか、外側にばかり目がいっているのではないか、内側の感覚をもっと大事にしないといけないのではないかと。
確かにそれまでは、見た目を気にして、カガミやガラスに写った姿ばかりを確認してきていた。だから、見えていないとすぐに元に戻ってしまうのだ。
でも内側の感覚、姿勢を正すことで起こる身体の変化の方を意識すると、姿勢が崩れたのが、目で確認しなくても、判るようになるのだ。感覚が大事!
更には呼吸やエネルギーの通る感覚みたいなものが感じられるような気がする。内観の力は本当に凄い。
変化その3 腰痛が!
呼吸の通りを感じるように心がけていたら、最近になって面白い発見があった。
呼吸する時に腹圧をかけてあげるようにすると、腰痛が予防出来るのだ。
身体に負担の大きい仕事をしているせいで、以前から定期的に腰痛になっていたのだが、姿勢を正していく事で、最近はなり難くなってはいた。
それでも疲れが溜まっていた先日、「腰痛になりそうだな」と感じながら運転していた時に、気になっていた呼吸法を試してみたのだ。
逆腹式呼吸の要領で腹圧をかけたまま、呼吸を続けてみた。暫く続けていたら、腰の重怠い感じが取れてしまったのだ!凄い!
腰痛持ちのみなさん、是非試してみて!
普段の姿勢は身体に様々な影響を与えている。
更には心にも。
この世界はエネルギーで出来ているので、
僕達人間も、姿勢を正して上手くエネルギーを
通す事が大事。
そして、良いエネルギーの波動を保っていれば、
怖いものなし!
楽しく生きましょう!
武道を長く稽古されている先生方の姿勢を見ていて
思った。
ただ形が綺麗なだけとは違う何かがある。
簡単には崩れない強さと、咄嗟のことにすぐに対応出来る、軽やかさの共存した姿勢。
恐らく肚(はら)の力、その秘密は呼吸かなと思っている。その辺もいつか書けるといいな。
今回はこの辺で。